なぜコンサルタントが必要?

例えば、管理会社の委託業務費を削減しようと複数の管理会社から見積もりを取る。
そして、一番安かった管理会社を採用する(変更する)。

単純にこれだけなら難しいことではありません。誰でも出来ます。
そして、それで良いのでしたら、コンサルタント(専門家)なしでも良いと思います。

だから、コンサルタントでないと難しい

しかし、例えば

  1. 管理組合が要求する委託業務内容を、現在ないものや専門知識を要する部分も含めてとりまとめる
  2. とりまとめたものを仕様書としてまとめ、複数の管理会社から同じ条件で正確な見積取得を行う
  3. 提出された見積書の内容のチェック・精査を行う

ということをするとなると話が変わってきます。

仕様書が曖昧ですと、見積もり内容も曖昧になり、単純な比較が困難であったり、また、いざ委託した際に、管理会社の見解と食い違いが出る可能性もあります

ですから、この作業は、よほど管理業務等の内容を熟知して、実際に管理組合の業務に携わっているコンサルタントでないと困難なのです。

更に、コンサルタントでないと、管理組合の事情に応じた管理費削減提案を行ったり、削減を行なった後の業務内容のチェックまでこなすことも困難です。

こんな失敗事例はたくさんあります

冒頭に書かせていただいたように、単純に相見積もりを取って、一番安い業者(管理会社など)を選択するのは簡単です。

しかし、実際にはそう単純にはいきません。。

例えば、特定メーカーの特定の型番のテレビを一番安いお店で買うのは簡単でも、様々なメーカーの様々な型番のテレビから、一番安くて良いもの(自分のニーズに合ったもの)を選ぶのは難しくないでしょうか?

なぜなら、機能や大きさ、色などが異なっていて、値段だけで単純比較できないからです。

専門家のいない管理組合だけで管理会社から相見積もりを取り、管理会社変更したのはいいが、安さばかりに気をとられたために、結局は以前よりも品質が悪くなった、という話はいくらでも聞きます

ですから、専門家(コンサルタント)が必要になってくるのです。